8.23.2012

今年の夏休みは剣岳



8月は毎年恒例の遠征登山。
うちに来られている方々には「お盆に海とか山に行くのはよくない。死ぬよ」って言われていたのですが、そうだよなぁと思いつつも、この機会を楽しみにしていたので、結局行ってきた。

最終的に事故もなく帰ってこれたので、僕としては一安心しているところ。


今年は友人の希望があって「剣岳」を目的にして、立山近辺の山を登りに行ってきました。
晴れていたら立山連山も登ったんだろうけれど、今回は天気が悪くて立山連山はパス。

とりあえず登ったと言えば、目的の剣岳(別山尾根よりノーマルルートで)。奥大日岳、中大日岳、大日岳の大日三山を登って、称名滝に出たというルートで。

一応2泊3日の行程で山小屋泊という楽々快適登山だった。


立山駅までは車で行って、そこからこのロープウェイ(?)に乗った後にバスにて室堂まで。

室堂から見る立山連山は時折ガスが流れてきたものの、すごく景色がいい。
人も多くてにぎわっていた。登山の恰好をしている人からヒールを履いている人までいるというのは若干僕としてはゲンナリする気持ちだ。

ただ、室堂から少し歩いて雷鳥沢に行くと、地熱を利用して温泉が出ているので、そこはすごくいい場所だった。しかも源泉かけ流しとな!?


雪はまだまだ残っていたので、この雪解け水を利用して飲み水や温泉のお湯になっているのだろうから、水量豊かなこの山々は素晴らしいところだと思った。


これは、別山乗越に向かっている途中からみた立山連山。
白いところは雪なんだけど、凍っていて、雪の下から溶けて行って水が流れている。

残雪がところどころあるおかげで、山小屋に行っても、シャワーが使えたし、雨水を利用していない様子で、水は自由に使えるというなんて贅沢なんだ。と思うほど快適な山小屋だった。


普通、山小屋は水資源の確保が大変で、お茶は1杯までとか、雨水を利用して水道から出していたりするので、もちろん水洗トイレなんてないし、排泄物は微生物分解が基本なので、紙を捨てたりなんてこともできない。


でも、今回の山小屋は水洗だし、シャワーが出るし、電気があるし、温泉だし、ジュースやビールが売っているし!水資源の豊富な山はすごいなと感じた登山だった。もちろん、それだけ快適だったし、水はめちゃくちゃ冷たい。歯がしみるほど冷たくて、下界の水道水の温さと言ったら・・・


一日目は剣岳を目の前にして、一番近い山小屋ではないけれど、二番目に近い場所にある剣澤小屋に宿泊した。この日はお昼すぎに山小屋に着いたけれど、のんびりと剣岳を眺めて、翌日のルートを双眼鏡で確認していた。でも、この日を最後に翌日からは大荒れの天気だったんだけど・・・。でも、この剣岳の景色はすごく綺麗だった。すばらしいね。



夜は8日に就寝して、翌朝3時半に起床。4時に山小屋を出発した。
二段ベッドの二段目に5人寝れるスペースがあったんだけど、結局3人で寝たので、比較的快適だった。ヘッドランプを装着して、出発。


登り始めるとすぐにガスがひどくて、途中からは雨と風でひどい状態だった。
気温は9度くらいだったけど、風が強かったので、もう少し低い感覚はあった。実際には動いていると快適な温度ではあったけれど。

一応、難所のカニノタテバイ。風が強いので、なかなか大変。



山頂に到着したのは午前7時50分。
4時に朝食を食べたので、おなかが空いた頃。持っている食べ物を食べながら30分ほど休憩の後に、下山。全く晴れる様子もないしね。この後は下山してから、再び雷鳥沢に戻って、源泉かけ流しの温泉につかるべく山小屋へ。


とりあえずお風呂に入ったり、食事を終えて、翌日のプランを確認したらやることがないので、本を読んでいるところ。漫画があったり、山岳系雑誌があったり。8時過ぎに就寝。そして、4時に起床して、再び温泉へ。


温泉はちょっと硫黄クサいけれど、標高2400メートルで温泉に入るのは気分的にもかなり気持ち良い。でも、前日の夜には雷雨にみまわれ、外の景色は最悪だけどね。


最終日は大日三山へ行った。3日目ということもあって、疲労は少し感じていたけれど(体も重かったし)、山小屋が快適だったので、疲れはひどくはなかった。


予定では9時間歩く予定だったけれど、6時間で終わった。何ともあっけない感じ。

標高差もそんなにないので、すたすたと歩けたし、景色が悪いことを除けば、比較的軽快なトレッキングだったと思う。このルートはけっこうオススメじゃないかな。雷鳥も見れるし。でかい鳩って感じだけど。


大日岳を下山していると、ガスが一気に晴れた。この地点で標高1000メートル台だったから、下界は意外と天気がいい様子だ。と思っていたら、眼下に広がる景色は雄大なものだった。(この写真は大日岳を見上げているんだけどね)



大日平の山小屋に到着したら、お昼の時間だったので、ベンチで昼食を摂らせてもらう。
山小屋から出てきた方々には「ずいぶんハイペースな山行ですね」と言われて、そんなに早いペースかなと思いつつ、3人で昼食を食べる。日差しがまぶしいし、暑い!


昼食を終えて、30mほど歩くと見える不動滝というのを遠目に見る。
ずっとガスの中歩いていたので、この景色はようやくいいものを見れた。という感じがして若干感慨深かった。雄大な滝だね。

その後2時間ほど歩いて称名滝に到着。
3日間で5600kcalほど消費した。歩いた場所は以下の通り。

Day1: 室堂から別山乗越を越えて剣澤小屋まで

Day2: 剣澤小屋から剣岳、新室堂乗越を経由して雷鳥沢へ

Day3: 雷鳥沢から新室堂乗越に登り、大日三山を経由して称名滝へ

3日間を振り返ると、とにかく景色が悪い!せっかく遠くまで来たのになんて運がないんだ。と思うくらい。いつもお盆休みの時は景色が悪いのが本当に悔しい。

景色が悪い分、ひたすら歩いて歩いてという感じだったけれど、いいトレッキングになった感じがした。お昼すぎには山小屋に到着できていたのも、疲労が少なく、快適登山だったと思う。


剣岳はもう別山尾根を登ることは当分ないだろうけど、別のバリエーションルートはまた登りにいこう。面白い山を見つけた。


Editor by waka.